岩畠自治会 岩畠お助け隊
- 岩畠自治会
- 人 口:2,170人
- 世帯数:1,028世帯
- 高齢化率:29.2%
- (住民基本台帳2018年12月末現在)
業実施の背景・経緯
地区の中で独居高齢者が増え、岩畠自治会の高齢者のサロンの中で、「不燃物のゴミ出しが大変なので助けてほしい」という声があがったことが、活動をスタートするきっかけでした。
それまでも、自治会の中でボランティアに積極的に取り組むという素地があったので、自治会内で検討委員会を発足し、半年かけて市役所からの助言をもらったりして検討しながら、生活の中のちょっとした困りごと支援と災害時の避難支援を行う「岩畠お助け隊」を、2017年12月から試行、2018年1月から本格スタートされました。
活動内容
岩畠地区内に住む65歳以上の一人暮らしや、75歳以上の高齢者夫婦世帯で援助を必要としている人などを利用会員の対象に、不燃物のゴミ出しや買い物支援、電球の取り換え、庭木の剪定などのちょっとした困りごとに対応されています。
最初は7名だった利用会員は、1年経った今では30名程度になっています。
そして、サービス提供は自治会内で協力会員を募り、現在20名程度の登録があります。
最初は無償でいいのではないかという議論もありましたが、30分300円という料金を設定してサービス提供されています。その方が利用する側も、気兼ねなく利用ができるという効果があったと言われます。
2018年の1年間で72件のお助け隊出動がありました。
「年をとって先の不安もあったけど、お助け隊があって将来に明るさが見えてきた」といった嬉しい感想もあり、協力会員にとっての喜びにもなっているそうです。
また、この支援の中には災害時の避難支援も想定されています。
岩畠地区内には土砂災害危険区域があり、そこに住む65歳以上の一人暮らしや、75歳以上の高齢者夫婦世帯を対象としています。
2018年7月の大雨で避難勧告が出た時にも、避難支援できる体制をとられていました。実際に避難することはありませんでしたが、自主防災組織とも連絡をとりながら、必要な支えあいを作られています。
資金
防府市の介護予防・日常生活支援総合事業の中の幸せます型補助制度(訪問サービス)を活用
困りごと支援利用料 30分300円、1時間500円
成果や課題、今後の展望
最初は7名だった利用会員は、1年経った今では30名程度になっている。また、サービスを提供する協力会員は20名程度となっている。
お助け隊出動依頼のあったものは、ほとんど対応できている。