牟礼 大内自治会 高齢者の送迎サービス「車扶の会」
- 大内自治会
- 人 口:391人
- 世帯数:214世帯
- 高齢化率:40.7%
- (住民基本台帳2018年12月末現在)
業実施の背景・経緯
牟礼 大内自治会で行われている高齢者の方の送迎サービス「車扶の会」
この会の事務局長を務める澄田 幸雄さんは、長年自治会長と民生委員を務め、地区の実状や高齢者の困りごとを日頃から把握しておられました。「住んでよかったという地域にしていきたい」と、青年団活動の頃からの仲間と、なにかにつけそういった話をしていたそうです。
そして2015年に、足腰が弱くなり、通院が難しくなった高齢者が増えてきたなと感じていたことから、「通院を少しでも手助けしたい」と、仲間7名と「車扶の会」を発足しました。
県庁の知り合いに情報を集めてもらって視察に行ったり、事業の違法性はないか調べてもらったりしながら、自治会の予算をあらかじめ数年プールし、車両代や保険代などに充てる準備を進めていきました。
活動内容
大内自治会内の足腰の弱っている車のない高齢独居や、高齢者夫婦が対象の送迎サービスを行っています。
登録した利用者は、澄田さんがこの人は登録すると考えていた想定通りだったとのこと。
現在の登録者は3名で、登録ドライバー7名が専用車両で1日1人を病院などに送迎されています。1人1人に丁寧に対応されているので、利用される方もとても喜んでおられます。
資金
送迎にかかる料金は無料
自治会から補助金あり
成果や課題、今後の展望
病院などへの送迎は対応できたので、次は生活の中のちょっとした困りごとに対応する別団体「大内手助け隊 余楽」を2018年1月にスタートされました。
「地域での助け合いは自分も受け手になるという感覚で自分事で関わってもらえるよう、感覚を伝播させていきたい」と言われています。