8月1日FMわっしょい「暮らし・あんしんネット」出演!!

8月1日、
FMわっしょい「あなたからあなたへハート to ハート」
この日の出演は、

暮らし・あんしんネット

中村恒瑛さんです!


暮らし・あんしんネットは、
ファイナンシャルプランナーの資格をお持ちの中村さんが
その知識やノウハウを広めるために活動されています。

必要な社会保障制度について、
プロに相談するのはハードルが高いと感じる人が多いです。
そのハードルを下げようと「暮らし・あんしんネット」を立ち上げました。

今回は、人生100年になった今だからこそ求められる
終活の必要性と課題についてお話ししていただきました。

「終活」や「エンディングノート」ということばは、一般的になり、
知っている人が増えてきました。
エンディングノートを持っているという人もいますが、
実際に書けた人はどのぐらいいるのでしょうか。
中村さんは様々なセミナーでお話をして、
「ノートはあるが、書いていない」という人が多いことを痛感したそうです。
書かなかった人の中には、「口頭で伝えているから大丈夫」と言う方がいますが、
中村さんは「きちんと書くことが大事」とおっしゃっています。

少しでもエンディングノートを書く人が増えるように、書き方講座も行っていますが、
講座に参加しなければ書けないノートでは意味がないと考え、
「ありがとうノート」というノートを作りました。

今回、「ありがとうノート」を作るにあたって、
中村さんはCAMPFIREのクラウドファンディングを利用しましたが、
その目的は資金集めとは別の目的もありました。
それは、このノートを広く知ってもらうためだったそうです。

中村さんは、お母様が80歳のときにエンディングノートをプレゼントし、
必要なことはノートに書いてくれていると思っていたそうです。
しかし、延命治療を行うかどうかというときに、
本人の意思を確認するためにノートを開くと、全く書かれていませんでした。

中村さんは、渡したノートが書きにくいノートだったことと、
「書いてほしい」という気持ちがこもっていなかったことが、
お母様が書かなかった理由ではないかと考えました。

エンディングノートを書くなら、判断能力のある70代のうちがいいですが、
実際に行動に移せる人は少ないそうです。
そのために、その子ども世代である50代の方たちから、
親へのプレゼントとして渡してもらうことにしました。

終活というとネガティブなイメージを持つ方もいますが、
死をネガティブに捉えるのではなく、プレゼントしやすくて、
伝えるべきことを家族間で共有できるノートを目指しました。

表紙は、徳地和紙デザイナーの方にお願いし、
花のピースをハート型にあしらったウエディングのようなデザインになっています。

中身は、まず「ありがとう」、次に「ごめんなさい」を書き出します。
「生まれてくれてありがとう」や、
日々の小さな「ありがとう」「ごめんなさい」を書き出すと、
周りの人への感謝を改めて感じることができます。
全ての思いを吐き出すと、何も思い残すことはないという気持ちになるそうです。

さらに、災害などでノートが読めなくなったり、紛失してしまったりしたときのために、
すべてのページが複写式になっています。
書いたあとは家族に渡してそれぞれが持っておくことができます。

また、「ありがとうノート」とセットになる「こころがけ帖」を現在開発中です。
こちらは財産にかかわる書類や情報を一冊にまとめるものです。
自分の財産を自分で整理することによって、認知症も遅らせることができます。

完成した「ありがとうノート」は、
葬儀の場で周りの方に披露して欲しいとおっしゃっていました。
死をネガティブに捉えず、前向きに心の準備をしておけば、
穏やかな旅立ちができるかもしれません。

「ありがとうノート」と「こころがけ帖」の完成は、
9月末から10月を予定しているそうです。
「ありがとうノート」を
ご家族と大切なことを共有するきっかけにしてはいかがでしょうか。


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