8月8日FMわっしょい「おはなしでんしゃ」出演!!
8月8日、
FMわっしょい「あなたからあなたへハート to ハート」
この日の出演は、
おはなしでんしゃ
大田和子さんです!
大田さんは、本(特に絵本)があれば、元気になれるそうです。
この日もカートにたくさんの絵本をつめて来てくださいました。
おはなしでんしゃは、毎月第2、第4水曜日の10時半から約1時間、
図書館の研修室で子どもたちに読み聞かせをしています。
以前は物語の世界に集中できる「おはなしのへや」を使っていましたが、
今は、窓のない部屋が使えないため、研修室を使っています。
今回は、8月15日が近いので、戦争の絵本を紹介してくださいました。
まず一冊目は、『絵で読む 広島の原爆』(文・那須 正幹、絵・西村 繁男)です。
広島で生まれて3歳で被爆をした那須さんが、当時の広島の様子や、被爆状況、
歴史的背景や核兵器の原理などを描いています。
大人もお子さんといっしょに学べる絵本になっています。
被爆者は高齢になってきていて、実際に話を聞くのはだんだん難しくなっています。
広島や長崎の資料館を訪れるのも簡単ではありません。
こんなときに、絵本ならいつでもどこでも学ぶことができます。
一家に一冊置いて欲しい絵本だそうです。
二冊目は『かわいそうなぞう』(文・土家 由岐雄、絵・武部 本一郎)です。
戦争中、空襲で檻が破壊された際に動物たちが逃げ出して
人間に危害を加えることを恐れ、動物を殺処分することになりました。
多くの猛獣が毒殺されましたが、象は毒入りの餌を食べず・・・というお話です。
三冊目は、『字のないはがき』です。
こちらは、向田邦子さんのエッセイをもとに、角田光代さんが文を書き、
西加奈子さんがイラストを描いています。
妹が疎開するとき、父親が
「元気なときは大きな○を書くように」と、たくさんのはがきを渡しました。
しかし、大きな○がついたはがきは、すぐに小さな○になり、
やがて×になり・・・というお話です。
疎開というのは、なかなか子どもにはイメージしにくいかもしれませんが、
今ウクライナで同じ状況が起こっているということも
合わせて話してもいいかもしれません。
大田さんは、読み聞かせが特別なイベントではなく、
家でひざの上にお子さんをのせて読み聞かせることが日常になって欲しいそうです。
小さいお子さんがお話を理解できなかったり、絵本をかじったりしてもいいので、
難しく考えずお子さんといっしょに本を読んでみてください。
また、おはなしでんしゃでは、読み聞かせだけだと子ども達が飽きるので、
手遊びや歌などの子ども向けの活動も行っています。
コロナ対策をしっかりしているので、ぜひ遊びに来てくださいとおっしゃっていました。
なかなか外へ遊びに行けない今だからこそ、絵本で非日常を味わってみませんか。
おはなしでんしゃ
日 時:毎月第2、第4水曜日 10:30~11:30
場 所:防府図書館 研修室