1月27日FMわっしょい「ほうふ里海づくり協議会」出演!!
1月27日、
FMわっしょい「あなたからあなたへハートtoハート」
この日の出演は、
ほうふ里海づくり協議会
松村憲吾さんです!
ほうふ里海づくり協議会は、防府市の豊かな海を守り育てるため、
地域ならではの藻場づくりや、市民向け講座を実施し、
情報発信により協働を広げていくことを目的として活動していらっしゃいます。
現在、世界中で海藻がなくなる「磯焼け」が問題になっています。
磯焼けの原因は、海水温の上昇や、海藻を食べる生物の増加などです。
松村さんは、その原因の一つである、
アイゴ(英名:Rabbitfish)という魚を駆除ではなく、
おいしく消費しようという『防府アイゴプロジェクト』を進めています。
アイゴは、背びれや腹に毒のある針がある上に、内臓が臭うため、
さばくのにテクニックが必要となります。
そのため、獲れても、海に返されることが多いです。
しかし、アイゴはスズキの仲間の白身魚で、
さばき方次第ではタイのような味わいになるそうです。
今回は、そんなアイゴをおいしく食べるイベントを紹介してくださいました。
イベント名は『アイゴタコスを作ろう』で、
2月2日に防府市地域協働支援センターフードスタジオで行われます。
このイベントでは、アイゴの料理を食べるだけではなく、
手巻き寿司の要領で、自分でトッピングして食べる形にしています。
そのため親子で学びながら楽しめる講座となっています。
松村さんは、他にも海底湧水からミネラル豊富な塩を作るワークショップや、
企業や自治体向けのブルーカーボンのセミナーも行っています。
ブルーカーボンとは、海中の生態系が光合成をすることによって
吸収・貯留された炭素のことです。
海に囲まれた日本では、ブルーカーボンは陸上の植物が生む
グリーンカーボン以上の二酸化炭素吸収源として期待されています。
また、最近では、国認可の団体が、沿岸部の藻場などによるCO2吸収量を
「クレジット」として認証し売買できるシステムができました。
CO2が1トンあたり1~2万円で取引されているそうです。
松村さんたちは中浦や富海での藻場作りによって0.3トンの削減を行い、
企業による入札を受けたそうです。
松村さんは、
「今回のイベントは定員がいっぱいになってしまいましたが、
今後もいろいろな企画をしていきます。
防府で獲れたアイゴを食して、CO2削減に貢献していただけたら」
とおっしゃっていました。
おいしい魚も食べることができて、さらに地球にも優しいというのは、
とても嬉しいですし、やってみようという気になりますね。
ぜひ、今後の活動を楽しみにしてください♪