6月9日FMわっしょい「認定特定非営利活動法人やまぐち発達臨床支援センター」
6月9日、
FMわっしょい「あなたからあなたへハートtoハート」
この日の出演は、
認定特定非営利活動法人やまぐち発達臨床支援センター
川間 弘子さんです!
認定特定非営利活動法人やまぐち発達臨床支援センター(以下、センター)は、発達支援や学習支援を行っている施設です。年齢制限なし、障がいの有無にこだわらず、18歳での卒業がない施設で、現在200名弱の個人登録と5団体の団体登録があります。
センターでは、自己有用感の低下を防ぐため、「ダメ」「違う」「早く」という言葉は使わないようにしていたり、「座りなさい」と命令するのではなく、「座ってもいいよ」と優しく声をかけたりすることで、自己決定を行う力を身に着けることが出来るように声をかけているそうです。
先天性の障がいのある子は、生まれてからすぐに診断がついてしまうため、早い段階で保護者は将来の心配をしやすくなります。川間さんは、長年の経験からこの障がいであれば今後このようなことが出てくるだろうといったことが想像できると話されていました。
例えば、ダウン症の子どもであれば筋力の弱さから食べる際に口ではなく舌を出して捉えるだろう、指先が上手く使えないだろうということの想像がつくため、8~9か月頃の歩き始める前くらいからそれを未然に防ぐような摂食指導や、運動動作、学習指導を行っているそうです。
保護者の方は、この先どうなるのだろうと大きな不安を抱えてしまうので、今の状況を把握し、今後の可能性を見据えて、「今はこうしたことを一緒にやっていきましょう」と目先の目標を設定するそうです。そして、「毎日このように子どもと接してください」というアドバイスをして、その後どのような変化があったかを聞き取り、今後の目標を立てていくのだそうです。
川間さんは、「他にはない施設が豊富にあることを全国に認知してもらい、困っている子どもたちを一人でも救えたらと思っています。」とおっしゃっていました。
上手く出来ないことがあった時に、急かされたり、怒られたりすると、余計に焦ってしまったり、悲しい気持ちになったりするのは、子どもだけでなく、大人も同じだと思います。
川間さんのお話を聞いて、子どもだけでなく、指導者や保護者の方のサポートをしていくことが今後大切だと感じました。